>From: hourin@ics.osaka-u.ac.jp (Hourin Hiroyuki) Newsgroups: fj.jokes Subject: Nyuushi tokubetsu rule Message-ID: Date: 30 Aug 91 10:43:22 GMT Sender: news@icspub.ics.osaka-u.ac.jp Distribution: fj Organization: Dept. of Information and Computer Sciences, Osaka Univ., JAPAN Lines: 70 大阪大学の法林です。 さて、私の通う大阪大学では9月2、3日に大学院入試が行なわれますが、 今回の院試では特別ルールが採用されるのではないかという怪しげな噂が流れ ています。そのうちのいくつかを御紹介しましょう。 (1)SimCityルール 限られた時間内でどれだけ多くの(正しい)答案を書くかという点では通常 の試験と同じです。しかし、与えられた敷地(答案用紙)内に、いかに上手に 答案を並べるかが非常に重要になってきます。 あまりに詰めて答案を書くと、そこの部分がスラム化してしまい、いつの間 にかいくつかの文字が引っ越してしまったりします。かといって答案の間の緑 地を広く取り過ぎると全部書き切れません。この辺のバランスが難しい所です。 それから、発電所ならぬ筆記用具は鉛筆と万年筆の2種類が使えることになっ ています。鉛筆は安価で購入できますが、答案用紙が汚れやすいのが欠点です。 答案用紙をあまりに汚くするとゴジラが出現し、答案をめちゃめちゃにしてし まうので注意が必要です。 万年筆は高価ですが、1本で全答案を乗り切ることができます。しかし、万 年筆はごくまれに大爆発(melt down)を起こし、答案用紙全体にインクをばら まいてしまうことがあるのが不安材料です。こうなるとその部分は二度と答案 が書けなくなってしまうので非常にやっかいです。 (2)Wizardryルール 試験時間中に自由に呪文を唱えてよいというルールです。例えば、KATINOを 唱えて他の受験生を眠らせるなどというのは簡単で効果も抜群です。成績優秀 な受験生であれば、MONTINOを唱えて他の受験生の呪文を使えないようにした 上で実力勝負に出るのもよいでしょう。 しかし、レベルの高い受験生はその程度の呪文にかからないことも多いです から、もっと高度な呪文を使う必要もあるでしょう。だからといってTILTOWAIT なんかを唱えてしまうと受験生が皆殺しになってしまって友達が減りますし、 第一自分の答案用紙が焼けてしまうのでやめましょう。また、HAMANやMAHAMAN などの呪文は絶大な効果を発揮しますが、自分のレベルが下がってしまうので、 呪文を唱える前なら解けたはずの問題が解けなくなったりすることがあります。 (3)スーパー桃太郎電鉄ルール 各受験生は試験前に何枚かのカードを引き、そのカードを試験中の好きな時 に使えるというルールです。答案を2倍〜5倍のスピードで書ける「急行カー ド」「特急カード」「新幹線カード」「リニアカード」、受験生をしばらく眠 らせてしまう「冬眠カード」、答案を1分間に1文字しか書かせないようにす る「牛歩カード」、他の受験生の答案用紙を外までふっ飛ばす「オナラカード」 など、楽しいカードがいっぱいです。 要注意は「ぱろぷんてカード」で、このカードを使うと「大変です!試験問 題が変更になりました!」てなことで急に問題が差し替えになったりすること があります。もちろん、差し替え前の問題を解いていてもそれは一切無効。そ れ以外にも、このカードを使うと他の受験生に自分の解いた問題をプレゼント してしまったり、逆にプレゼントしてもらえたりするので、一か八かの勝負に はもってこいのカードといえます。 もう一つ、要注意のカードが「マルサカード」です。このカードを使うとマ ルサの女が出動し、各受験生の答案を見て回ります。そして、ある受験生の所 に立ち止まって「あーら○○さん、ずいぶん答案をごまかしているんじゃあり ませんこと?」などと言って、その人の答案の大半を没収してしまうという恐 るべきカードですが、一発逆転を狙う受験生にとっては願ってもないカードで しょう。 =============================================================================== [名前] 法林 浩之(ほうりんひろゆき) [所属] 大阪大学 基礎工学部 情報工学科 スーパー柏原研究室 修士2年 [住所] hourin@ics.osaka-u.ac.jp 「わかった。じゃあ、事務の人には『今メガドライブが忙しいから』って伝えとくね」 ===============================================================================