1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震によって、阪神および淡路地方は壊滅 的な被害を受けた。交通網は寸断され、被災地域への電話が殺到したために通信 も困難な状態となった。これに対してインターネットは、物理的通信基盤である デジタル専用線が大きな被害を免れたため、被災地の一部を除いて地震直後でも 通信を行うことができた。そこで、災害情報の流通手段の一つとしてインターネッ トが積極的に用いられることになった。